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歌と歌詞を排し、ピアノ一台でアネモネを描く。
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櫻は声を主体とした革新的で挑戦的なコーラス作品。
自らの多重録音した歌声を用いて、自由に花びらが舞い散る様子を音楽に映し出す。
それぞれの声の層が重なり合い、聴く者の心に春の終わりを美しくも儚く語りかける。
やがて訪れる別れを予感させながらも、終わりがあることで今の瞬間がより強く輝く。
まるで桜の花が散る瞬間のように儚くも美しい別れを描き、深い感動を誘う作品。
アートワークはSaori Abe。
散り際を知り自ら花を終わりにする桜のように、巡りの中でまた会える、そんな清い別れを描いた。散り集まった無数の花びらは、楽曲から感じ取れるいくつもの光景と響きの重なりにシンクロする。
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