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歌と歌詞を排し、ピアノ一台でアネモネを描く。
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「anemone」は宿根草のアネモネをメタファーとして表面上は冷静さを保ちつつも内面で起きる感情の変化を表現。
4 月のリリースは、自然界の変化と同期しており、この時期にある人々の感情や生活の変化に対する内省的な視点を提供します。
「anemone」の一見軽やかでゆるやかな旋律は、恋愛や別れにおける矛盾した感情―
―悲しいはずなのにそうでもないー、
という不思議な感覚と重なります。別れを受け流すように見えても、内面ではその現実を完全には受け入れきれていない状態は宿根草のアネモネが冬の厳しさを静かに耐え、地表には見えない場所で力を蓄えているように、この楽曲もまた、表面上に見える軽快さの下に、深い感情の動きを秘めています。
アートワークはSaori Abe。
花びらの柔らかさとまっすぐ伸びる茎の姿から繊細さと芯の強さを感じさせるアネモネ。
前は向いているがまだここに留まりたくもある、表面は冷たいが内側は暖かい、
相反する心情の混在を表現しています。
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